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羽田野
2017年7月7日(金)午後1時から(いつもと開始時間が異なります)
東京大学生産技術研究所千葉実験所(柏キャンパス内)s307号室
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川畑幸平さん(東大理・上田研)
パリティ・時間対称な量子開放系における情報の回復と臨界性
アブストラクト:
非エルミートだがパリティ・時間(PT)対称な開放系 [1] は、非平衡開放系特有の豊かな現象が見られることから、光学や原子物理をはじめとして、物理の幅広い分野で近年注目を集めている。古典系での観測例は PT 対称な系に関する研究を大きく進展させ [2]、量子系においても冷却原子系でPT 対称性の破れが観測されている [3]。PT 対称な量子開放系への理解についても大きな関心が集められてきたが [4]、情報論的な研究はこれまでなされてこなかった。
本研究において [5]、われわれは PT 対称な量子開放系と環境のあいだに生じる情報の流れについて一般的な状況下で調べた。その結果、環境に流出した情報を系が完全に回復するという、非 Markov 効果が PT 対称な系では現れうることを明らかにした。また、PT 対称な量子開放系をより大きな閉鎖系のなかに埋め込むことで、情報の回復の物理的起源が、系とエンタングルした環境自由度の有限性にあることを見出した。さらに、実験で実現可能ないくつかの具体例についても議論する。
[1] C. M. Bender and S. Boettcher, Phys. Rev. Lett 80, 5243 (1998).
[2] C. E. Rüter et al., Nat. Phys. 6, 192 (2010).
[3] J. Li et al., arXiv: 1608.05061.
[4] D. C. Brody and E.-M. Graefe, Phys. Rev. Lett. 109, 230405 (2012).
[5] K. Kawabata, Y. Ashida, and M. Ueda, arXiv: 1705.04628 <arxiv.org/abs/1705.04628>.
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