[4/8-9] 「プログラム強化に向けた研究交流会〜フュージョンエネルギーの早期実現を目指した学際化ネットワーキング」

メーリングリストメンバー各位

星健夫(核融合科学研究所)と申します。

ムーンショット目標10(フュージョンエネルギー)
www.jst.go.jp/moonshot/program/goal10/index.html
が企画した、下記研究交流会のアナウンスをいたします。
3つのテーマのうち1つが「革新的材料」となっており、
本メーリングリストメンバーの方々と接点があるのでご案内する次第です。

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「プログラム強化に向けた研究交流会〜フュージョンエネルギーの早期実現を目指した学際化ネットワーキング」
2025年4月8-9日、科学技術振興機構 東京本部別館1F大ホール(ハイブリッド開催)
www.jst.go.jp/moonshot/sympo/20250408/index.html
ムーンショット目標10(MS10)は、2024年度に3つのプロジェクトを採択し、フュージョンエネルギーの早期実現に向けて研究開発をスタートしました。目標10が掲げる高い目標を達成するためには、一層広い専門分野から課題推進者の参画を得て研究開発体制を強化する必要があると考えています。そのため、2025年度にプロジェクトマネージャー(PM)の公募を予定しています。次回の公募では核心的かつ挑戦的なプロジェクトを幅広く採択できるよう、短期間のステージゲートを設けながら有望なプロジェクトへ選択と集中を図る「マイルストーン型」のプログラム運営を検討しています。
 本研究交流会では、目標達成のために取り組むべき課題を3つのテーマ・領域に整理して、ワークショップを行います。参加者同士が、各々のバックグラウンド、関心のある課題、問題意識などについて「自己紹介」するプレポスターに続き、ポスター形式で議論をしていただきます。次回の公募に向けたネットワーキングの機会としていただきたく、奮ってご参加いただけますようお願い申し上げます。
(省略)
テーマ(1)革新的核融合方式:
(省略)
テーマ(2)革新的材料:
 フュージョンエネルギーシステムを成立させるためには、極めて高い熱流束とともに、核融合反応で発生する高エネルギー粒子(DT核融合炉の場合は14MeV中性子)の流束にも耐え、さらに様々な物理特性(低放射化、高融点、低熱膨張、高熱伝導、非磁性、長寿命など)の要件を満たす必要があります。コンパクト化など、システムの高性能化を狙うとき、こうした要件は一層厳しくなります。逆に見れば、「材料を制する者は技術を制する」といわれるように、高性能な材料を開発することは、高性能なシステムを実現するための勝ち筋になります。目標10への応募では、材料のイノベーションがどのような高性能フュージョンエネルギーシステムを可能にするのか、その「勝ち筋」をロードマップとして明確にしていただく必要があります。そのうえで、最初に通過すべきステージゲートを「マイルストーン」として具体的に示し、そのマイルストーンを達成するための研究開発計画が重要と考えます。
テーマ(3)革新的システム:
(省略)
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参考:関連して、我々のMS10プロジェクトが企画する、下記ワークショップのご案内もいたします(既報)
・「フュージョンエネルギーにおけるバーチャルラボラトリとAI×データ戦略」
2025年3月3日13-17時、アットビジネスセンター東京駅八重洲通り501号室(ハイブリッド開催)
indico.nifs.ac.jp/e/ms10ds-ws2025mar-1
フュージョンエネルギーシステム(核融合炉)の研究開発には大きな予算と長い年月が必要とされますが、近年発展が著しいAI/データ駆動科学に基づくバーチャルラボラトリ(仮想実験室、Vラボ)がゲームチェンジャーとなることが期待されています。バーチャルラボラトリの性能は用いられるデータで決まりますので、データ生成(実験やシミュレーション)・データ連携(信頼性をもったデータ共有)・データ活用(AI/データ駆動科学)を一貫して考える「AI×データ戦略」が必須です。ここでの「データ」とは、数値データのみならず、プログラムコードや文書も含まれます。
本ワークショップはフュージョンエネルギー分野講演(プラズマ・物質・流体・宇宙・レーザー・統計・機械・原子・物性などの関連分野の内容を含む)と情報分野講演からなり、AI×データ戦略のあるべき姿を議論します。AI×データ戦略は全科学分野で重要ですので、フュージョンエネルギー以外の科学分野研究者、および、情報分野研究者も歓迎します。また、産業展開を目指しているため、企業系研究者も歓迎します。
本ワークショップはフュージョンエネルギーへの入門的講演も含まれますので、フュージョンエネルギーを全く知らない方にも有用です。

Takeo Hoshi
Plasma Quantum Processes Unit
National Institute for Fusion Science
322-6 Oroshi-cho, Toki, Gifu 509-5292, Japan
www.nifs.ac.jp/

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